女だから言えること | 引きこもり、精神病からの生還

太ったおじさんみたいなおばあさんの皮肉とメロドラマに満ちた遺言。

30歳前の苦しみや悲しみ

タイトルを見て、なんだそれと思われた方もいらっしゃると思います。

私や私の周辺に限ってのことなのかもしれませんが、

30歳を前にすると、突然、人生におじけづいてしまって、

「自分には生きる意味あるのか?

 自分は何のために生きているのか?

 自分の生きる目標はなんなのか?」

などといった、不毛な考えが浮かんで頭から消えなくなる人が多くいました。

それを私が勝手に30歳前症候群と名付けました。


私なども、38歳あたりの年頃になって、やっと

そういった問いかけが不毛だと分かるようになったのですが

30代後半までは、そういったことばかり考えていたような気がします。

 

27,28,29歳あたりになると、

一番、美しいものを美しいと思う力が弱まり

楽しいことを楽しいと思う力も弱まり

自分が生きていることそのものが奇跡ですばらしいことだということを

忘れがちになります。


これは本当に苦しいことで、その状態で、

さらに上記のような問いかけを自分自身にしてしまうものだから

もう、精神的には生き地獄です。

実際、精神病を発病する人が多いのもこの年齢だそうです。

 

中学、高校、大学、それぞれに卒業したあと、

ある程度、仕事にも慣れ始めた、ちょうど30歳前に

勝手に社会の常識が、結婚や、仕事での安定や地位の向上を求めてきます。

 

特に、女性は30までには結婚しろなどと親から言われたりと

男女ともに、30歳までには何か形を作っておけといった

常識を押し付けられます。みな、これで苦しめられるのです。

 


結婚なんて60歳になってもできることですし、

仕事だって、自分が食べていけるだけの収入あればよいことですし

逆に、自分の収入の範囲内で生活する知恵を身につければよいだけのことです。

 

お互いに、自分の収入があり、その範囲内で生活する方法を知っていれば

結婚したりパートナーを持つことも可能ですし、

確かに子供を産むとなるとお金はかかりますが、

貧乏なら、社会保障が手伝ってくれるし自立心の強い子に育てて

早く自立してもらえばいいことです。

産まないという選択肢もあるわけですし。。。

 

これだけ、書いても

おそらく30前症候群の方たちが、この文章を読んだとき、

しっくりこないと思います。

当然です。

30歳を過ぎてみないと分からないことだからです。

過ぎてみて、やっと、「なぁんだ29歳も30歳もそんな変わらないじゃないか。。」

と、ほっとするものなのです。

 

また、その時期に大いに苦しむべきなのではないかと思ったりもします。

そういったことで悩む人は自分の人生に真面目に向き合っている人が多いと

私は思いたいです。

ですので、大いに悩んで、答えなど出ないということを

学ぶのもよいことなのではないかと思うのです。

 

そんなことを考えるような不毛な時間を過ごすくらいなら

青い空が素敵だと感じたり

道端に咲く花がきれいだと感じたり

大切な人たちが幸せでいてくれてうれしいと感じたり

することに時間を使うほうが楽しいと

いずれ分かってくるのではないかと思ったりします。

 

生きる目的や目標がある人は、それを達成できない苦しさや悔しさがあるし

ない人は、生きる目的がないと苦しむ。

 

人間は、そういうふうにできているのです。

だから、あなたが生きていることそのものがすばらしい奇跡なのだと

そのことだけ覚えておけば、人生の苦しみの中にも楽しみを見つけられるのだと

思えてならないのです。