女だから言えること | 引きこもり、精神病からの生還

太ったおじさんみたいなおばあさんの皮肉とメロドラマに満ちた遺言。

何度見ても感動しちゃうCM

1012年5月15日に書かれたものです。

 

 ご存知の方も多いと思いますが、九州新幹線全線開業を記念したCMです。 3月9日から放送したものの2日後に東日本大震災が起きてしまい放映自粛され、3日間しか放送されなかった幻のCMです。内容は鹿児島から博多までの全長257kmを走る新幹線に向かって沿線に住む人たちが手を振り、それを当日に車中から一発勝負で撮影するというもの。

 

 撮影にあたって、HPで撮影日を公開し、お祝いしてくれる人を募ったんだそうです。当日は、どれくらいの人が集まるのか誰も分からないわけですから企画した人たちはヒヤヒヤしていたことでしょうね。ですが、フタを開けてみると、1万人以上の人たちがお祝いに駆けつけてくれたみたいです。 画像を見ていただければ、私が多くを書く必要はないかと思います。日本に生まれて良かったと思わせてくれるCMです。

 

 私が子供の頃は旅行なんて、そうそう簡単に行ける時代ではなかったし、新幹線なんて夢のまた夢の憧れの存在でした。今の時代、新幹線が夢の乗り物かどうかは私にはよく分かりませんが、自分のふるさとに新幹線が通ることの喜びを全身で表現する姿に、他人ごとながら喜びで胸がいっぱいになるのです。

 

 また、「新幹線開通」というおめでたいことを全力で楽しくお祝いをしている、この1万人以上の人達も、普段は苦しいことで嘆いていたり、悲しいことで泣いていたり、悔しいことで怒っていたりする人達なのかもしれない、それでも、この1日だけは全力でお祝いしよう!と、衣装や小道具を随分前から準備して、盛大にお祝いしている姿に心を打たれるのです。東日本大震災で津波で流される人たちを見たあとだったから余計に。。

 

 東日本大震災後、東北新幹線は1ヶ月半かけてやっと復旧しました。その際、東北の方たちが「あのCMみたいなことやろうよ!」と 復旧してから初めて走った東北新幹線に向かって 沿道から手を振ったそうです。その時、東北新幹線に乗っていた運転手さんやお客さんは 色んな思いを胸に抱いたことでしょうね… 震災の自粛ムードが収束して以降、このCMは随分いろいろなメディアで取り上げられたり、再放送されたりしたようで、今は幻のCMではなくなったようですね。

 

 ひねくれ者の私でも、こんなに直球の感動作を見せられると 素直に泣くしかないわねぇ~と降参です。正直、最初にこの映像を見た時は何故かは分からないけど、涙がボロボロこぼれました。私って、意外と泣き虫なんですよー。ちなみに、このCMはカンヌ国際広告祭で金賞を受賞したそうです。