女だから言えること | 引きこもり、精神病からの生還

太ったおじさんみたいなおばあさんの皮肉とメロドラマに満ちた遺言。

家族から得るベネフィット

家族を持つことのリスクやコストについて言及している人達は、正直、私が思うに家族にベネフィットを与えている側なんだと思うんだよね。しっかりお金の計算をして、家族の利益が最大限になるように考え、家族にとってのリスクを最小限に抑えようとするからこそ、リスクやコストという発想が出てくると思うの。

 

それに対して、家族をリスクやコストで計るんじゃないというような人は、リスクやコストの計算を人に丸投げしてる人じゃないかとしか思えないんですよね。あるいは、まだ子供が小学生以下で小さいとかね。中学生以上の子供を持つ家の壮絶なケンカの原因の大半は「お金」と「子育て」のことですから。

 

もう、「お金」でも「子育て」でもケンカしないような夫婦は、そもそも夫婦関係がうまくいっていないご家庭でしょうね。母親に子育てや家の中のことを丸投げして、父親が一切、家庭と関わりを持っていないってこと。「家族」という組織の運営方法について夫婦が話し合いの場すら設けようとしない家庭ということでしょう。あるいは、よっぽどお金があって、お金で解決できるとかね。

 

例えば我が家。私は夫といつ別居しても離婚してもいいと思っている。夫といることで、そんなにメリットを感じていないから。でも、夫は私と別れたくないと言っている。夫は私といることでメリットを感じているから。だって、食えなくなったら養ってくれて、少ない収入の範囲内でやりくりしてくれて、貯金もさせてくれて、保険の掛け金も捻出してくれて、健康を考えた料理まで出してくれる。そんな便利な同居人を誰も手放したくないですよね。でも、私にとって夫は、一人で自分の飯も作れないただの人。時々やさしいということが利点だけど、一緒にいることでメリットなんか何にもない。あ、家賃や光熱水費の基本料金が半分になるっていうメリットはあるな。

 

家族はプライスレスみたいなことを言ってる人達って、家族から恩恵を受けるほうが多いから、そんなことを言えるだけで、家族から奪われる一方だけの体験をしたことがないから、そんなのんきなことを言ってられるんだと思うの。

 

与えられる側の人がコストやリスクに配慮しないなんて当然だろうし、奪われる側の人がコストやリスクに対して敏感なのも当然。で、私が思うにプライスレスなんてのんきなことをいってるのは大抵、男性。そんで、お金やら、子供やら、親族やらの面倒なことを一手に引き受けて摩耗して、摩耗して、もー自由になってやるーーーって50代あたりで夫を捨てて、自由や新しい男性を選ぶのが女性。離婚って、女性が見限られることより、男性が見限られることのほうが多いと思う。

 

まあ、熟年離婚されたくなければ、嫁を黙って耐えさせない。コストやリスクについて、嫁と一緒に考えてあげる。これくらいのこともせずに、金だけ渡しときゃ嫁がなんとかしといてくれるだろ?みたいな感覚でいると、50代くらいで捨てられちゃうよーと、人様の結婚のコスバとかベネフィットの記事を読んでて思った。

 

ちなみに、ウチの夫は

「俺、ららちゃんと離婚したら、

 もう(結婚してくれる相手がいなくて)結婚はできないと思う。」

と言っていて、私もそれは正しいと思っている。

 

し、私自身は

「私、今の夫と別れても、結婚したきゃ誰かが結婚してくれると思ってる。」

という程度。まあ、今の夫と離婚したとしても、

よっぽどの相手でも現れないかぎり、

結婚は、もう二度としたくないとは思ってるけどね。

 

まあ、それでも「こんな俺と一緒にいてくれて、ありがとね。」と、毎日のように謙虚に口に出してくれる夫だから一緒にいるし、私が糸の切れた凧で、どこかに飛んで行くかもしれないと知っていながら一緒にいてくれる夫のけなげさ。。。一応、私も感謝はしているのよ。