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女だから言えること | 引きこもり、精神病からの生還

太ったおじさんみたいなおばあさんの皮肉とメロドラマに満ちた遺言。

自立とはどれだけ多くの人に心を開けるか?ということなのかもしれない

私は、小さいころから親にご飯も食べさせてもらわなかったし、父親の暴力から逃れるために、神社や公園で一人で寝なきゃいけなくなったこともあったし、まー、最終的には親の奴隷にされることを恐れて、色んな人の助けを借りて、大学進学という形で家を逃げ出しました。そして、親と縁を切りました。今となっては、この「進学」こそが父親への復讐となり、父親はその直後、包丁で喉を突くという抗議行動にでました。自分が生き残ることで精一杯だった私は、少しは、こころが、じん。と痛みましたが、それでも、「私は生きるんだ。溺れ死にすることが分かったている人(父親)に手を差し出す余裕なんか、私にはない!」と、振りきりました。それが18歳の時。

 

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その時に、助けてくれたのは1番が学校の先生、2番目が友達。ちょっとだけお金を出してくれたので母親も入れておこう。 親族全てと18歳で縁を切らざるを得なかったので、 頼るとしたら、他人しかいなかったんですね。それで、そのあとも助けてくれたのは会社の上司、社長や友達。 夜通し、話を聞いてくれたり、「ウチで(正社員として)働く?」とか、うつで上手く働けなくなって、私の都合で辞めたのに、私の生活を心配して、また呼び戻そうとしてくれたり、実際に、呼び戻してくれた会社もありましたそれも、社長のご厚意だけでなく、元同僚が「高円寺さんが仕事がなくて困っている。」と、懇願してくれて実現した話だと、のちのち知ったのです。

 

 大怪我をして、大きな手術を受けるときに、血縁には誰も頼れる人がいなくて、だけれども、家族に術前説明をしないと手術はできないと言われ、正直、病院のベッドで一人で泣きました。「私には家族も、血縁もいないから、手術すらさせてもらえないのか?」と。

 

だけど、手術しないと治らないわけだから、元勤めていた会社の社長に電話して、 「あなたしか、頼れる人がいない。」とお願いしたら、寝る時間もないくらい忙しい人なのに 術前説明を聞くためだけに、(家族に術前説明をしないと手術できない) わざわざ遠方から車でかけつけて来てくれました。「親は何をしてるんだ!」「家族は何をしてるんだ!」 医師は私を怒りました。(どう考えても、大怪我をして弱っている患者に言う言葉じゃないですよね。この医師はとても、無神経で世間知らずな人だったんだろうな、と、今となっては思う。)

 

私は、 「父親はもう死んでますし、母親は生きてはいますが、連絡をとっていませんし、自分が大怪我をしているのに、母親のメンタルの面倒までみれないんです!」と 涙ぐみながら言いました。その医師は、家族に恵まれた人だったのでしょう。私の言っている意味を理解していないようで、不服そうでした。世の中には絶縁している家族だっているのに、なぜ、病院は「家族」でないとダメだというのか、家族がいない人間は死ねというのか、手術も受けるなというのか、と、今、思い出しても、悔しくて悔しくてたまらない。

 

私は「人に頼るのが上手。」だった、と、今となっては思います。 人が人に「100の迷惑」をかけないと生きていけないのだとしたら、 私は、60+18+9+5+3+2+1+1+1=100 みたいな感じで、複数の人に「迷惑」を分散して生きていたのだと思います。それでも迷惑は迷惑なんでしょうが、私に頼れる人がいないことを知って、ほおっておけるほど、人間って冷たくないんでしょうね。

 

そして、結婚すれば幸せになれるとは思ってなかったことも 大きかったかも。男との結婚で幸せになれると思いたかった時期もあったけど そうじゃないんだろなーと、なんとなく思ってたんでしょうね。

 

ささやかな恩返しとして、私は過去に助けてくれた人たちの話を全力で聞きます。 どんなことでも、丁寧にききます。それくらいのことしかできないけど。 それで、みんなホッとしてくれるから、それでいいのかな?と 思っていたりします。お金がないんでねー。それくらいしかできない(笑)

 

ただ、一番うまくいかないやり方は、1人の人に100%頼ろうとすること。 これを、やろうとするのは自由だけど、 親子でも夫婦でも、友達でも恋人でも、100%頼られた側は 逃げ出すか、つぶれます。 特に、恋愛や結婚をした時に、人は相手に対して過剰な期待を抱きやすいので 要注意。そして子どもたちは親の依存を拒んでください。全力で逃げてください。子供が大人の犠牲になるなんて、間違っている。絶対に。親からのもらいうつになる人を結構な人数みかけましたし、もらいうつで自殺した子もいました。まずは、自分を守ることが先決だと思うの。

 

人様への「迷惑」もリスク分散して、 ついでに、芸術や仕事や趣味にも心のよりどころを見つけるのが ベストなのだと思います。ほどほどにね。もしかしたら、それを、心理的な「自立」と呼ぶのかもしれません。