女だから言えること | 引きこもり、精神病からの生還

太ったおじさんみたいなおばあさんの皮肉とメロドラマに満ちた遺言。

精神科闘病の自宅ケア*訪問看護と家事へルパー

 私は、うつ病がひどいときに食事もとれず、血圧も上が50、下が30という時期がありました。立ち上がればすぐに倒れてしまうような状態で、通院自体ができない時期がありました。

 当初住んでいた地方自治体では、精神病で外出が困難なな人のためにタクシーチケット(ワンメーター分)が所定枚数配布されていたので、それでなんとか病院には行けていたのですが、その後、タクシーチケットの制度がない、関東に引っ越してきてしまったので、また、一人で通院が困難になってしまいました。

 関東に住んでからもしばらくは、個人クリニックにかかっていたのですが、そこの医師とまったく合わず、病状は悪化する一方。そこで、夫が役所に「どこか、良い病院はないか?」と、相談に行ってくれました。そこで、紹介してもらったのが、大きな病棟を持つ、立派な精神病院。

 精神病治療は、まずはお薬を飲み続けないとはじまらない。だけど、私が体調によっては、数か月も寝込んでしまうので、薬を取りに通院すること自体がむつかしいと相談すると、訪問看護で看護師さんが来てくれることになりました。

 看護といっても、医師のかわりに病状を聞いて帰って、医師に報告して薬を処方してもらうというようなことだったと思います。(昔なので詳細は忘れました。)

 また、寝たきりの期間は、家事も自分ではできなかったので、家事ヘルパーさんにも来ていただいた時期がありました。決まった時間内なら買い物、掃除、洗濯、料理など、家事なら何を頼んでもよいので便利です。残念ながら、最初に来てくださった家事ヘルパーさんが、とても騒々しい方がで、私のほうがひどくヘルパーさんに気をつかう形となってしまったので、すぐにお断りしたのですが、合う人が来て下されば、良いサービスだったと思います。

 両方とも、私が一級の精神障碍者だった時の話なので、重症の方しか利用できないのだとは思いますが、ご自身が重度の精神病で生活に支障をきたしている方、ご家族に重症の精神病患者を抱えたご家庭は、主治医、ケアマネジャーなどに訪問看護や家事ヘルパーのサービスが受けられないか、相談してみましょう。

 私は、立派な精神病院にかかったので、精神科の訪問看護や、家事へルパーの存在を知りましたが、小さなクリニックにかかっていた頃は、そのようはサービスがあることすら知りませんでした。もっと、早く、そのようなサービスを受けていたら、もっと早く良くなったかもしれないとも思います。

 精神病院というと、重度の精神病者を閉じ込めておく場所という昔ながらのイメージがあるかもしれませんが、今は、ケースワーカーといって、そのご家庭ご家庭に合った、社会福祉サービスを紹介してくれる担当者もついてくれますし、デイケアや、社会復帰プログラムなどを実施している病院も存在します。

 小さなクリニックにかかって、なかなか病状がよくならないという方がいらっしゃったら、大きな精神病院に転院してみて、自宅ケアサービスからはじめて、回復にむかったらデイケアなどに進んでいく方法をとってみてはいかがでしょう。