女だから言えること

中高年のおばさんが趣味で書いている個人の体験メモ&日記です。

ボランティアについて、長いつぶやきをしてみる

 うーん、前回の記事についたコメントで一つ思ったことがあって、災害に対するボランティアっていうのは、例え長かったとしてもある程度区切りがあるのでしょう?だけど、施設などのボランティアは施設が存続する限り、ずっとボランティアを必要とするわけですよ。

ボランティアが多く入る施設

 私ね、ひとつ不思議に思ったことがあって、私が行った施設のひとつには、びっくりするくらいボランティアさんが入ってたんですよ。個人だけではなく、美容室のカットのボランティアとか、本当に色んなボランティアが入ってるんです。

 全ての施設にボランティアがたくさん入っているわけではなく、多分ですけど、利便性の良い立地や、近くに平均所得の高い町などがある施設だとボランティアさんが多く来るっぽいです。逆に、山奥にあるような施設だとボランティアさんが足りてないのではないかと思います。

 守秘義務や安全管理の観点から、施設内にはボランティアさんを入れない方針のところも今は増えているようです。職員やボランティアが子供達への何かしらの被害を与える可能性だって捨てきれないわけですから、慎重に人材を選ぶのは当然のことでしょう。

 私が関わった施設も基本的に信頼できると思われた人しか、児童養護施設の中に入ってのボランティアは出来ませんでした。最初は施設外での学習支援などのボランティアをして、信頼関係を築けたら中に入ってもらうという感じでした。

 で、実際に施設内にいると、洗濯物をたたんでいるボランティアさんがいて、なんとそのご婦人は週5日ボランティアにきているそう。ちなみにキリスト教徒の方。さすが、慈悲深いと思ってしまいました。

 

ボランティアが来ないと回らない施設

 でもね、前回の記事についたブコメを見て思い出したんですけどね。ボランティアが大量に入るっていいことなのかな?って思ってるんです。何が言いたいかというと、それだけのボランティアさんが入らなきゃいけないってのは、職員さんの人数が圧倒的に足りてないってことなんですよね。本来はちゃんと給料を払って職員さんを雇うべき、増やすべきじゃね?ボランティアのタダ働きでまかなうのは違うんじゃね?ってこと。

 例えば、子供の面倒を見るにしても、老人の面倒を見るにしても、やったことがある人ならおわかりでしょうが一対一でも大変なわけです。それを10人に対して1人とかの職員でやるんですよ。当直の夜とか1人になっちゃったりすると、施設にもよりますが20に1人くらいしか職員がいないとか…ひどくネ?って思ったのを覚えてます。さらに昔だと当直は子供80人に対して大人一人だったとか…職員さんにかかる負担が重すぎないか?これじゃ、ボランティアがいないとまわらないじゃん?って思いました。

 現場の職員さんたちこそ、その辺の惨状をご存知でしょうが、そんな事をおいそれと公言できるわけもなく、たまに増田で書くくらいで精一杯なんじゃないかな?と思います。

 

福祉施設労働者の労働者の権利は?

 何かあるたびに、ネットでは「福祉に頼って!」みたいなことが言われるけど、実際に施設や精神病棟の職員が、重労働とストレスで「うつ」になったりする惨状をどうするんだろ?と思うことがあります。実際に私が精神病棟に入院した時に、仕事を持っていた患者さんは看護師、介護師、障害者施設の職員だったんですよね。たまたまかも分かりませんがね。

 社会をそういう角度から見てしまうと、本当に救いがないなぁって思ってしまうんですよね。私自身も含めて皆、自分の生活でいっぱいいっぱいだから、これ以上税金を取られるのもいやだろうし、税金が増えても福祉にまわるかどうか分かんないし。

 ぶっちゃけ、ボランティアなんて心とお金と時間の余裕がないとできませんからね。余裕のある人の道楽か、貧乏な頑固者の自分探しくらいしか、積極的に取り組む理由がありませんからね。

 そうは言っても、実際に色んな施設の職員さんとお話をすると、仕事の話をする人は、たいてい情熱を持って働いている人で本当に優しくて強い人だったりするから、それには救いを感じたりします。

 もちろん、情熱とか善意とか関係なく仕事として割り切って働いている職員さんたちもいます。給料分しか働かないというのは労働者としての当然の権利です。もっと働いてほしければ給料を上げろというお話です。私だって現場にいたらそう思うと思います。

 入所者に対して無駄に感情移入しない人達は、仕事に対する感情移入も少なめなので、他人に熱く仕事の話をしたりしませんから、どんな考えなのかはよく分かりません。ですが、情熱家さんの職員さんに話を聞くと、割り切っている職員さん達は入所者との心理的な距離感が近くなりすぎなくて良いらしいです。

 

情熱的な職員と割り切った職員

 例えば、熱心な職員さんが入所者さんに行動を改めてもらいたいがために説得をしていると、入所者さんが感情的になり社会的にやってはダメなことをやったとしましょう。そして、入所者が職員を激しく挑発し、やや喧嘩気味になったとしましょう。そういう時にとめに入るのは割り切り系の職員さんらしいです。入居者達は情熱的な職員とは心理的な距離が近いので甘えが出て、反抗したり喧嘩したりするけど、心理的な距離が遠い相手だと、そんなに興奮しないってことらしいです。噂によるとね。世の中は上手くできてますね。

 相変わらず、何が言いたいか分かんなくなってきてるんですけど、ネットの人たちがザックリ「福祉」と呼んでいるのは、生身の人間が働いている現場だってこと。福祉に丸投げするってことは、その現場の職員さんたちに負担を丸投げしてるってことね。 

 で、その職員さんたちも元々は生活のために働いているわけで、働く過程で気持が入っちゃったのは偶然でしか無い。つまり、ただの一労働者である職員が、たまたま就職した分野が「福祉」だったいうだけのことで、死ぬほど熱心に入所者に尽くす義理はないってこと。逆に、熱心な職員さんは仕事人間ぽくて「自分の家庭を犠牲にしてるんじゃネ?」「家族が泣いてそう…」と思えたりね…人間の体はひとつしかありませんし一日は24時間しかありませんから、誰かが何かを犠牲にするしかないんでしょうね。

 

 ボランティアが大量に入らないとまわらないような環境で働くって、私なら無理だわーって思います。だって、ボランティアさんがいっきにやめちゃったらどうするのよ?負担が全部こっちに来るじゃん?って、損得勘定しますよ、普通に。私、性格が悪いですからね。

 何ていうか、現実を見ちゃうと、歯がゆい気持ちになっちゃうっていうお話です。ちなみに、いずれ、ボランティアさんはほとんどすべてお断りしている児童養護施設についてもいずれ書けたら書きたいと思ってます。が、なにせ体力がないものでねー。