女だから言えること

「差別意識」は発達障害/機能不全家族/虐待/ジェンダーと密接につながっている

隣のおじさんに嫌がらせを受けた話

 

  この増田を見て、思い出したことと考えたことがあるので書いてみます。 

人助けのつもりだった

 その当時(おそらく2000年くらい)、私は政令指定都市の家賃相場6万円程度の地域に、その半額の値段のおんぼろアパートを借りて住んでいまいた。私以外の住人は生活保護受給者、年金受給者のおじいさんおばあさんばかりで、1Kの部屋に二人で住んでいる老夫婦もいました。

 そのアパートで、隣のおじさんが玄関の前で子猫と戯れていたので、「可愛いですね。」と、一声かけたのが始まりでした。しばらくすると隣のおじさんがウチに来て、生活保護受給者の証明書?(「生活保護」と書いてあって、金額が書いてある公的書類っぽい紙)を見せ、

「次の受給まであと10日あるのに、もうお金がなくて、食べ物が買えないんです。1万円かしてくれませんか?」

と、言ってきました。

 その時は、おじいちゃんだし食べ物がないのは純粋に可哀そうだと思って、もう、お金が戻ってこなくてもいいやくらいの気持ちで1万円を貸してしまいました。そして、お腹がすいているというので、余ったカレーをお裾分けしました。

  私は、そのおじいちゃんは、その月にたまたま困っただけで、借金の申し込みは一回きりだろうと思い込んでいました。ですが、お金も貸してくれて、カレーまでくれる「お人よし」と見られた私に、隣人は猛攻勢をかけてきました。

一度、お金を貸したら何度でも借りに来る

 その後、そのおじいちゃんは、うちにやってきては「お金貸してくれんか。」と借金を申し込んでくるようになりました。私は統合失調症の父を見捨てたがゆえに、父が海で死体で見つかったという過去を持つため、その父親と重なってしまったのかもしれません。1回目のお金は返してもらえたので、2回目もお金を貸してしまったのです。ほんとうに世間知らずな甘い行動でした。

 1回目、2回目とお金を貸してしまったので、おじいちゃんは私を身内と思ってしまったのでしょう。また、借金を申し込み来て、3回目の借金の申し込みで「死んだ母ちゃんにもよく怒られたんだけど、競艇がやめられなくて、競艇でお金を全部すっちゃうんだよー。」と、悪びれる様子もなく、平然と言ってのけたのです。

 私が汗水たらして、人に頭を下げながら働いたお金を借りておいて、競艇でスったという言葉に私は怒り心頭でした。そして、もう二度と貸さない!と思ってしまい、「ごめんなさいね、何回もというわけにはいかないんですよ。」とお断りしました。

 そのように断っても、そのおじいちゃんはもうお歳で色んなことが分からなくなってしまっていたのかもしれません。何度もお金を貸してくれと私の家に来ました。ですが、断固として借金の申し込みを断り続けました。

借金を断ったら理不尽な嫌がらせが始まる

ある日、そのおじいちゃんから電話がかかってきました。

隣人「お金をかしてくださいよー。」

私「てか、どうしてウチの電話番号を知っているんですか?」

隣人「え、あ、ちょっと、郵便を見て…」

私「貸しません。」ガチャ切り

 

 

 隣人は、お金貸してほしさに私のNTTの請求書などの郵便物を盗んで、電話番号を調べていたのです。その後、なんとなく、低い塀越しの隣の家の敷地を見ると、私宛の郵便物が捨ててありました。穴が開いて捨てた私の靴も隣の敷地に捨ててありました。要するにそのおじいちゃんが私のごみを漁って、私の捨てた靴を何故だか隣の家の裏側の狭い空間に捨てていたのです。朝、自転車に乗ろうとすると自転車のタイヤがパンクしていたこともあります。要するに、逆恨みをされて、嫌がらせを受け続けたのです。

警察は動いてくれなかった

 結局、私は警察に相談に行きましたが、一回はお金を貸してしまったり、カレーをあげてしまったことで、相手が調子にのってしまったのだろうと言われました。何も事が起こらなければ警察は動けないので、相手が泥棒に入ってきたとかの事件を起こさないと何ともできないと言われました。とにかく、関わらないようにしろと。(今思えば、ここ、怒ってもいいところですね。完全にあしらわれてる。)

漁っているのは私の家のごみだけではなかった

 私が、居酒屋の仕事終わりの午前2~3時に自転車で家に帰っているときに、必ず近所のレストランのゴミ箱をあさっている人がいました。あるとき、車のライトか何かで、その人の顔が見えて、隣人のおじいさんだということが分かりました。

 「あー。結局、競艇やめられなくて食費がたりなくて、ゴミをあさってるんだー。競艇をやめるという選択にはならないんだろうな。きっと、ギャンブル依存症なんだろうから。」と思いました。

  はてなーのブコメを見て、あまりにも性善説に立ちすぎているし、人間には、自分と同程度には理解力があると考えすぎていると思いました。生活保護受給者にかかわらず世の中には、物の良くわかる人、あまり分からない人、全く分からない人がいます。認知症の老人・知的障碍者・精神障害者をかかえたことのある家族なら、このような老人がいるのは当然だと知っているので、疑うことはないでしょう。私の父親も私にお金をたかろうとしていましたから、おじいさんと父が余計に重なったのかもしれません。 

 また、私自身も重度のうつ状態になると、寝たきりになり買い物も調理もできなくなるので買い物や調理自体が体力的・能力的に難しい人達もいると知っておいてほしい。問題は、(生活保護の人も含めて、物の分かる人達の話は一旦置いておいて)上記のおじさんのようなあまり物の分からない人や、全く物の分からない人たちをどうフォローしていくかだと感じることがあります。

 私自身も生活保護を受けている隣人がいたり、役所の生活保護の窓口に勤めている友人が何人かいたりして、彼らの生態をけっこう知っているつもりです。ここでは書けないことばかりですが、生活保護業務に携わる友人が受給者に対して一番困っているのは一部の人たちが、支給したお金を生活費に使ってくれないということでした。ギャンブル・新興宗教・ぜいたく品にお金をつぎ込むなどですが、猫を何十匹も餌付けしていて、その餌代で自分の食費を圧迫しているという生活保護者の話もありました。ここには書けない職業の人たちの不正受給も含めて、本当に色々です。

 生活保護担当の人も定期的に訪問して「生活費に使ってください。」と指導するのですが、言うことをきいてくれるはずもなく…生活保護業務に携わる友人も「もう少し自分の生活のために、お金を使ってくれたら、もう少し楽な生活ができるのにと思うと、もどかしい。」悲しんでいました。

私自身が被害を受けたので主張していいはず

  私自身が自称生活保護受給のおじいさんにお金をタカられ、理不尽な嫌がらせを受けた以上、この苦しみ、悲しみ、憤りを発露していいはずです。生活保護受給者に被害を受けた側がやせ我慢しろというのはおかしいと思うのです。私は弱者の中ではセレブなほうだから、生活保護受給者ギャンブル依存症老人という3つもの弱者属性を持つおじいちゃんのほうがスリーカードで勝ちですか?そんなおかしな話はありません。私は生活保護者から被害を受けたのでそれを告発して良いはずです。

 私はギャンブル依存症や認知症かもしれないそのおじいちゃんを責めたいわけではありません。お金の管理ができない人が家族や近隣住人に被害を与えないためにはどうしたら良いのかの話をしているのです。実際に被害を受けた私としては生活保護受給者が全員そうなわけではないなどと言われたところで、いやいや、今はその話は関係ないでしょ?

私は実際に生活保護受給者であることをエサに、断っても何回もタカられました

 この被害をどう解決すればよかったの?という話でしかないのよね。

 また、母子家庭などではお母さんがうつ状態のことも多く、買い物に行って、料理をするということ自体が難しく、その場しのぎで高額なピザの宅配を頼んだりして、食費が足りなくなっていくケースも見たことがあります。貧困とはお金の貧困だけではなく知的能力の貧困だったり障害もからんでいるわけで、私の母もそうでしたけど、勉強すりゃ分かるなんてのは強者や健常者の論理で、分からない人は一生分からないのよ。うちの母も死ぬまで物事の仕組みが分かりませんでしたから。

外国人のシングルマザーは言葉も分からず孤立

 水道が止まっている外国人シングルマザーの話も聞きました。彼女は母国での教育も高くないので算数ができるかもわからないし、子供も小さく日本語も分かりませんから、水道代が払えないのも致し方のないことだったかもしれません。

 そう考えると、(食費相当分は)現物支給で確実に食べ物が手に入るほうが、物の分からない層、言葉の分からない外国人の「空腹という意味での飢え」が減りそうな気がしたので、一考の余地があると思いました。(現金を全く支給しないという意味ではありません。)

 個人的な要望で申し訳ないのですが、私の精神病が悪化して生活保護になったら、現金をもらって買い物に行って調理するとか無理だから、ワタミの宅食みたいな弁当を支給してほしいです。たぶん、病気が悪化した場合、私は物の分からない人間になっている可能性が高いので、買い物や調理は不可能だとおもいます。ですから、私個人の要望は現金より弁当を支給してほしいです。

 「現金or弁当」の選択制になったとしたら、私は迷わず弁当を選ぶことでしょう。ヘルパーさんを頼めという話もありますが、対人恐怖の時にヘルパーさんに家に上がり込まれてガチャガチャと騒がれた身としては、合わない人に来てほしくないし、そもそも人に来てほしくないと思います。玄関に弁当だけおいてかえってほしい。

 弁当なら転売の心配もないし、(高齢・精神病などの)介護ヘルパーはスーパーに買い物に行って料理を作るという面倒な作業もやってくれる(私自身が利用しました)んだから、それに比べれば大量生産の弁当を宅配するほうがコストは安いと思うんだけど、どうなんだろ?

 

追記2

 実際に起こった事実を書いて、そういう現金支給ではどうにもならない私のような重度のうつ病の人や、知的・精神的障害層には何が一番良い対策なのか(批判や非難ではなく)建設的な解決策を知りたかったのです。

 元増田を読んで素直に、食料配給いいじゃん、私だったら欲しい!これだったらご飯買わない人も食べるかも!って思ったからそう書いただけで、制度設計なんて複雑なことは私では分からないので、ここで現場の状況をお伝えしただけです。

  自分がお金の計算もできて真面目にやってる貧乏人なので、生活保護受給の友達にもお金の計算をしてカツカツで頑張っている人もいます。から、お金の計算ができない人ばかりだなんて言っていません。

 生活保護受給者の女友達にこのおじさんの話を愚痴っても、「一緒にするな!」なんて怒られませんでしたよ。何で自分や自分の周囲の貧乏話をすると、嘘とか創作とか同情をかおうとしているとか、言いたがる人が出てくるのか不思議。自分が貧乏で、その値段の家にしか住めなくて、そういう人たちが隣人になる可能性が高かったから、どうするのがよかったんだろうという話だったんだけど、はてなーは全く理解を示す気がないようですね。そして、あああああああああああああもぅううううう分かってくれないいいーとキレて記事を書くと、誇張表現と言われるんだもん。

 貧乏人は口を開くなってことですね。はい、すみません、鉄の扉の丈夫なマンションに住めない貧乏な私が悪うございました。このように、すねたり、キレたりしてたら炎上していたのが私なのよね。

 

私が、弁当支給を希望した理由です。

 

思い出したので書きましたー。