女だから言えること

中高年のおばちゃんの脳内を日記がてら綴っております。

隣のおじさんに嫌がらせを受けた話

この増田を見て、思い出したことと考えたことがあるので書いてみます。

 

 

 ある時、隣のおじさんが玄関の前で子猫と戯れていたので、「可愛いですね。」と、一声かけたのが始まりでした。しばらくすると隣のおじさんがウチに来て、生活保護受給者の証明書?(「生活保護」と書いてあって、金額が書いてある公的書類っぽい紙)を見せ、

「次の受給まであと10日あるのに、もうお金がなくて、食べ物が買えないんです。1万円かしてくれませんか?」

と、言ってきました。

 

 その時は、おじいちゃんだし食べ物がないのは純粋に可哀そうだと思って、1万円を貸してしまいました。そして、その日だったか翌日だったかにおなかが空いているだろうと思い、余ったカレーをお裾分けしました。(追記:1万円は返してくれました。)

  私は、その月にたまたま困っただけで、借金の申し込みは一回きりだろうと思い込んでいました。ですが、お金も貸してくれて、カレーまでくれる「お人よし」と見られた私に、隣人は猛攻勢をかけてきました。

 

 2回目に借金を申し込んできた際も、前回に返してくれた実績があるので、貸してしまいました。でも、その時にやっと「あれ?普通そんなに何回も人に借金を申し込むものなの?」と疑問に思いはしました。が、死ぬ前にお金に困っていたであろう、見捨てた父親とそのおじさんの姿が重なってしまって、やはり、かわいそうという思いが勝ってしまい、1万円を貸してしまいました。そして、その1万円も返してくれた上に、お饅頭とストッキングのお礼まで添えてくれました。なんとなく、この時に、金銭管理ができないだけで、悪い人ではなんだろうなと思いました。

 ですが、3回目に借金を申し込みに来た時、そのおじさんはすっかり私に気を許してしまっていて、

「死んだ母ちゃんにもよく怒られたんだけど、競艇がやめられなくて、競艇でお金を全部すっちゃうんだよー。」

と、悪びれる様子もなく、平然と言ってのけたのです。正直、私はこの言葉に失望してしまったのです。私自身がギャンブルもぜいたくもせずにコツコツ働いて稼いだお金を、なぜギャンブルでお金を減らしてしまう人に貸さなけれいけないのかと、苛立ってしまいました。

 よくよく考えれば、何で浪費をしようが、そのおじさんの自由ですが、私自身がギャンブル(パチンコ、競馬)の様子を見に行って、あるいは試してみて、ちっとも楽しいと思わなかった上に、お金を失って損した気分にしかならなかったので、ギャンブルに対して、少し偏見を持っていたようです。だからイラッとしてしまったのだと思います。

 

 私も、「お礼のお品を添えてくれるよりも、借金を申し込んでこない状態になってくれるほうが助かる。」と説得すれば良かったのですが、私の貸した1万円がギャンブルで消えたのかもと思うと拒絶感を感じてしまって、借金の申し込み断ってしまいました。

 そして、借金の申込みはその後も続いたのですが、断り続けると、ある日、その隣人から電話がかかってきました。

 

隣人「お金をかしてくださいよー。」

私「てか、どうしてウチの電話番号を知っているんですか?」

隣人「え、あ、ちょっと、郵便を見て…」

私「貸しません。」

 

 隣人は、お金貸してほしさに私のNTTの請求書などの郵便物を盗んで、電話番号を調べていたのです。その後、なんとなく、隣の家の敷地を見ると、私宛の郵便物が捨ててありました。そのようなことが何回も続きました。朝、自転車に乗ろうとすると自転車のタイヤがパンクしていたことも。要するに、逆恨みをされて、嫌がらせを受け続けたのです。

  結局、私は警察に相談に行きましたが、一回はお金を貸してしまったり、カレーをあげてしまったことで、相手が調子にのってしまったのだろうと言われました。何も事が起こらなければ警察は動けないので、相手が泥棒に入ってきたとかの事件を起こさないと何ともできないと言われました。とにかく、関わらないようにしろと。(今思えば、ここ、怒ってもいいところですね。完全にあしらわれてる。)

  私が、午前2~3時に自転車で家に帰っているときに、必ず近所のレストランのゴミ箱をあさっている人がいました。あるとき、車のライトか何かで、その人の顔が見えて、隣のおじさんだということが分かりました。

 「あー。結局、競艇やめられなくて食費がたりなくて、ゴミをあさってるんだー。競艇をやめるという選択にはならないんだろうな。きっと、ギャンブル依存症なんだろうから。」と思いました。

  はてなーのブコメを見て、あまりにも性善説に立ちすぎているし、人間には、自分と同程度には理解力があると考えすぎていると思いました。生活保護受給者にかかわらず世の中には、物の良くわかる人、あまり分からない人、全く分からない人がいます。

 また、買い物や調理自体が体力的・能力的に難しい人たちもいます。問題は、(生活保護の人も含めて、物の分かる人達の話は一旦置いておいて)上記のおじさんのようなあまり物の分からない人や、全く物の分からない人たちをどうフォローしていくかだと感じることがあります。

 私自身も生活保護を受けている友人・知人がいたり、役所で生活保護の業務にたずさわっている友人が何人かいたりして、彼らの生態をけっこう知っているつもりです。ここでは書けないことばかりですが、生活保護業務に携わる友人が受給者に対して一番困っているのは一部の人たちが、支給したお金を生活費に使ってくれないということでした。

 生活保護受給者のごくごく一部の人に限った話ですが、ギャンブル・新興宗教・ぜいたく品にお金をつぎ込む人もいたりするのです。猫を何十匹も餌付けしていて、その餌代で自分の食費を圧迫しているという生活保護者の話もありました。精神病棟に入院していた時にも、ある患者さんは3,000円で血が綺麗になる、拝んでもらうたびに3,000円を払っていると言っていました。「拝んでもらった時に、神さんが見えた。」と本人は証言していたのですが、私は勝手に統合失調症の幻覚で神様が見えているのではなかろうかと推測していました。

 その統合失調症の患者さんは自分が入信しているその宗教を他の患者さんに勧めたりしていました。もちろん、勧誘される側も精神疾患の患者で「3000円払えば、神様が助けてくれる。」という勧誘です。この患者さんに限っては単純に自分が神様に救われたので善意で紹介しているように見え、詐欺などの意図はないように見えました。

 精神や軽度の知的問題を抱えた人達には、悪い人たちがつけ込みやすいですし、患者同士でも、お金の貸し借り、宗教の勧誘などのトラブルが起こっています。

 ここには書けない職業の人たちの不正受給も含めて、本当に色々な種類の人達がいます。生活保護の担当者も定期的に訪問して「生活費に使ってください。」と指導するのですが、一部の人達は理解力にとぼしく、言うことをきいてくれない場合も。

 生活保護業務に携わる友人は本当に受給者のために心を痛めていて、「何匹もの猫を家の中に入れているから、部屋の中が不潔になっていて、しかもその人はおじいちゃんで、時々、ひどい咳をしてるけど、あれは部屋の中が不潔なせいだと思うんだよね。」と、本当に心配していました。

 それに生活保護費を家族3人で分けてしまい、とうちゃんはギャンブルに、子供(男)も遊びに使って、かあちゃんの分け前の生活保護費のみで生活しているという世帯も。「生活保護費は生活のために渡しているわけだから、3人で分けて、お母さんの取り分1/3だけを生活費に使うのではなく、全額を生活を安定させるために使ってほしい。」と説得を試みたものの言うことを聞いてくれなかったと、さみしがっていました。

 その生活保護業務に従事している友人は、「もう少し自分の生活のために、お金を使ってくれたら、もう少し楽な生活ができるのにと思うと、もどかしい。」と言うようなことを言っていて、その顔があまりに寂しそうで、私まで切なくなりました。

  お金の管理がむつかしい人たちに、現金のみを渡すというのは、どうも得策ではないように思えます。精神病棟などに入院していると、今後退院させられた時に、自分でお金を管理して、食事をとることができるのかな?と心配になる方々もいます。

 また、母子家庭などではお母さんがうつ状態のことも多く、買い物に行って、料理をするということ自体が難しく、その場しのぎで高額なピザの宅配を頼んだりして、食費が足りなくなっていくケースもありました。

 そう考えると、(食費相当分は)現物支給で確実に食べ物が手に入るほうが、物の分からない層の「空腹という意味での飢え」が減りそうな気がしたので、一考の余地があると思いました。(現金を全く支給しないという意味ではありません。)

 個人的な要望で申し訳ないのですが、私の精神疾患が悪化して生活保護になったら、現金をもらって買い物に行って調理するとか無理だから、ワタミの宅食みたいな弁当を支給してほしいです。うつ状態になったことのある方ならおわかりでしょうが、うつ状態で外に買い物に出て調理をするなんて不可能です。

 たぶん、病気が悪化した場合、私は物の分からない人間になっている可能性が高いので、余計にそう思います。弁当なら転売の心配もないし、(高齢・精神病などの)介護ヘルパーはスーパーに買い物に行って料理を作るという面倒な作業もやってくれる(私自身が利用しました)んだから、それに比べれば大量生産の弁当を宅配するほうがコストは安いと思うんだけど、どうなんだろ?

 ついで言うと、家事ヘルパーさんに来てもらったことのある私ですが、そのヘルパーさんは自称料理上手でしたが、残念ながら彼女の料理よりは病院食や宅配の病人食のほうがおいしかったです。家事ヘルパーさんの場合は、まず調理を頼んでしまうと(本当は掃除も洗濯も手伝ってほしいのに)時間的に調理しか手伝ってもらえないというデメリット、料理が下手な人だと食べるのが困難なほどの料理を作って置いて帰るというデメリットがありました。

 宅配弁当会社を5社くらい見つけたのですが、安くとも軒並み500円程度で3食とも弁当購入で一ヶ月と計算すると500×3×30=45000円。どう考えても貧困世帯で民間の弁当を買うなんて不可能です。この程度の計算もしない家計管理をしていない人からのアドバイスほどとんちんかんなものはありません。

 今現在の我が家の家計管理でも一食の食費は200円前後ですから、生活保護費を受給する前提だと、一食に費やす金額は200円以下が妥当だと考えています。これから老齢者が増えるわけですし、買い物や調理のできない人のために、価格競争でそれくらいの価格帯で栄養バランスの整った弁当が支給される日がこないかと願っています。

 私が生活保護を受給するくらい病状が悪化した場合、確実に買い物や調理はできないと想定されるので、希望者限定でいいので、弁当を支給してほしいです。これは本当に切実な願いです。てか、希望者だけだと製造のコストが割高で、安く提供することは無理か…とか色々考えてしまう今日このごろです。