女だから言えること

中高年のおばさんが趣味で書いている個人の体験メモ&日記です。個人の体験(=人生)や考えを否定したい方は陰口サイトでやってね。

太っている人が太っている理由のひとつ


 なんか、元増田が記事に書いてある食事量を毎日摂取していて太るか痩せるかはしらんが、嘘つき呼ばわりはひどくないか?橋本病で代謝が悪くなる人もいるし、持病の薬の副作用で太る人もいるのに…ほんと一部のはてなーはひどい有様。

 

 そもそも体重38kgの人はどこからどう見ても拒食症で周りから心配されるのに、肥満の人はいきなり「だらしない」扱いとかする人達は何なの?世の中の短絡的な人の考えは

 

やせすぎ=かわいそう

太り過ぎ=だらしない

 

っておかしくないか?

 

同じ、食事量を調整できない症状なのに。

 

 なぜ、太っている人をみたら、摂食障害だとか、依存症ではないかと思わないの?世の中で、自分から望んで太った人は多くなかろう。体が大きくなって、しんどくて、体調が悪くなって、と、困るのは自分自身だから。太りたくない人のほうが多いのではなかろうか。制御できるなら制御したいと思っているから、世のダイエット関連商品が、あんなに売れているのではなかろうか。でも、どーしても自分では制御出来ないから、困りあぐねて、人知れず摂食障害のカウンセリングや、肥満外来に行く人が多いのが現実だと思う。

 

 いいことを教えてあげよう。私は過食で太りたくないがゆえに嘔吐に挑戦したことがある。なぜなら私なんかよりはるかに過食の量が多い女子の何人かが標準体型だったからだ。「そうか、過食した後に吐けば太らないんだ!」と、早速、喉に指をツッコんだ。が、えづきはするものの上手く吐くことはできなかった。

 

 何回か挑戦したが、やはり上手く吐けなかった。そのことを過食嘔吐のスリムな女の子に話すと

 

「失敗してくれてよかった。過食でさえも治らないのに、嘔吐はやりはじめたら絶対にやめられなくなる。あれをできるようになると、もう戻れなくなるから絶対にやっちゃだめ!!」

 

とめちゃくちゃ怒られた。食べては指をツッコんで吐いてを繰り返している彼女の手には3ヶ所ほど「吐きダコ」と呼ばれる、喉に指をつっこむことを繰り返しすぎてできる茶色いタコができていた。嘔吐は過食以上に依存性が高いので絶対ダメ!ってこと。

 

 要するに、食べ過ぎは「だらしない」のではなく摂食障害や依存症と考えるほうが自然でしょうよ。だって、食べることをやめたいのに、やめられないのだから。私も含めて、「食べ過ぎ」を治すために精神科や肥満外来に行っている人だってたくさんいる。それに摂食障害者は自傷行為をする人も多い。リストカット+摂食障害の女の子なんかザラにいる。そんなに多く感じられないのは彼女らがそれを隠してるから。人にそんなことをしていると話さない子も多いし、夏でも長袖をきたり、テニスのリストバンドして隠したりと、皆、傷跡を隠す工夫をしている。そして、こういう子の親たちも、子供の摂食障害や自傷行為で悩み苦しんでいる。それなのに、太っている人への風当たりが強すぎる。

 

 それに、以前アメリカの摂食障害少女を追ったドキュメンタリーを見たのだが、その少女は生まれつき食べる量が制御できない。そのことが原因で、親と祖母が大喧嘩をするほどに彼女の過食は深刻だった。

 101匹ワンちゃんという映画を見たことがある方はお分かりだろうが、一匹だけ、食べる量が異常に多くどんどん太っていく子がいる。あれは、生まれながらにして満腹感のリミッターが壊れているような特性を持った人を表現しているのだと思った。

 実際にそのドキュメンタリー番組では、米国ではこの種の症状に「病名」だったか、「障害名」がついていると言っていた。

 

  私は元々、子供の頃に摂取できる高級な食事がチョコレートやキャラメルという世界観で生きてきた人間で、それが原因かどうかは分からんが、いまだに砂糖依存症。そして、摂食障害。ネットで見る限り、現在出やすい症状は「むちゃ食い症候群」「睡眠関連摂食障害」というのに当てはまっている。これには昔から苦しんできた。

 

 

 私自身は過食と拒食を何十年も繰り返し、5~10キロくらいの増減は当たり前で、数年単位では30~35キロの体重の増減をくりかえしている。夫も協力して過食症を治そうと頑張った。でも、今のところ治ってない。夫は「ららちゃんはよくがんばっとおもう、あれだけ努力と工夫をしても治らなないのだから、もう、治らない前提で生活しよう。」という趣旨のことも言ってくれている。

 

 だけど、私は足が悪く駅の階段も手すりにつかまって、一段づつでないと降りられない。だから体重が重いと足に負担が大きすぎて、少し多めに歩くと足が激痛になる。だから痩せたい。

 だから、病院食のような栄養バランスとカロリーを考えた食事を、一食の予算200円と決めて作っている。私のお料理を食べている夫は、標準体型だし、毎年、会社の健康診断でA(優良)を貰ってくるので、食事はそんなに悪くないはず。だけど、なんとか夜寝る前まで、食べずにがんばれても、深夜、知らない間に、下手したら数千~数万カロリー食べてしまっているので、どうしようもない。

 夢遊病過食は深夜だけでなく、睡眠導入剤を飲んだ後の就寝前にもやってしまいやすい。食べたことを覚えている時もあるが、覚えていないこともある。たとえば夜中にコンビニ行き大量に食べたとしても、コンビニ行ったことも、食べた事自体も覚えていないという時もある。そして、朝、菓子パンやスナック菓子、チョコレート菓子などの空きの袋散らかり様を見て気づくこともしばしば。

 つい先日も、食事制限しようと頑張っていたら、夢遊病で深夜にクッキーを焼いていたらしい。全く覚えていなかったのだが朝起きたらオーブンに入ったままになっていたので気づいた。おそらく、オーブンで焼いている時間に眠って、運良くそのまま朝がきたらしい。朝になって、意識がはっきりしてくれば食べないで我慢することができるのでセーフなのだ。このようなことが起こるので、夫が一番心配しているのが、夢遊病過食で調理しているときの火のコンロ不始末だ。夢遊病過食スイッチが入っている私を目の当たりにしている夫は、私が深夜に調理をしてしまい、家事を起こすことを非常に心配している。

 

 家に食べ物を置かない工夫もした。それでも、夢遊病状態で外に買いに行ってしまうので、夫が私が夢遊病で買い物に行こうとしたらとめようしてくれた時期もあった。だが、夫が止めると、絶対に行く!と怒鳴り、暴れるらしい。そして、私を押さえつけて力ずくで静止しようとすると「お前は父親と一緒か!男は皆暴力を振るうんだ!暴力を振るう男なんか氏ねぇえええー!」と父親のトラウマでパニックになり、さらに暴れるので手のつけようがなく、買いに行かせるしかなかったそう。ようするに私の摂食障害は、重度のアルコール依存症や、重度の薬物依存症によく似ているということ。

 私は睡眠薬を飲んでいる上に、ADHDで異常に注意力が低い。普段から道を歩いていてもフラフラしているのに、深夜に一人で買い物に行かせたら間違いなく車にはねられると、私が過食食料を買い漁るのに夫が一緒についてきてくれたこともある。

 

 上記の米国の女の子も私みたいな感じで、大量に食べないと情緒がおかしくなるので、母親はいちいち娘と対立するのが面倒で、好きなだけ食べさせて、子供が100キロ以上の肥満になっても見てみぬふりをする。

 だけど、祖母は孫の命を守りたいので彼女を引き取り、食事制限をしろと説得し、孫に怒鳴られたり、なじられたりしても忍耐強く、彼女のサポートをしていた。そして一時的には我慢できたりもしていた。だけど、所詮、我慢は我慢に過ぎない。根治したわけではなく我慢しているのにすぎないのだから、今度は我慢のリミッターが外れてしまう。そして勢い余って大量に食べたり、祖母にひどい仕打ちをするかになってしまう。

 

 肥満のことを「だらしない」と思い込んでいる人は、私がいくらこのような事情を話しても、「言い訳をしてる」というふうに見下し、鼻で笑ってくる。さらに、その冷笑を、健康診断の時に女医(老女)にやられたことすらある。肥満体を注意されるところまで、まあ黙って聞いていたが「相撲取りにでもなるの?(ニヤニヤ)」と言われた時には、心底腹がたった。何回も言うが、これは女医、つまり医師、医療関係者なのだ。

 私は自分は「摂食障害で食事量を制限できないので精神科にも通っている。」と伝え、上述の内容の一部を伝えた。すると女医は私に反論されたことが悔しかったのだろう。家に食べ物を置かなければ良いなどの、誰もが思いつくような内容のアドバイスを始めた。私は正直に「その方法はやりましたが、このような理由で失敗しました。」と上述した事実を淡々と伝えた。すると、彼女には私の回答が言い訳に聞こえたらしい。

 私のことを「言い訳ばかりして、自己管理出来ない人間」だと勝手に決めつけたようで、言い返されたことに不服そうにしていた。私は、彼女が摂食障害について無知すぎるので、誠心誠意、細かく説明したつもりだったが、彼女にはそれが長い言い訳に聞こえたようなのだ。長谷川なんとかさんと同じような言葉の受け取り用しかできない女医だった。つまり自分が正しいと思いこんでいて、(特に自分の嫌いなタイプの)人の話には耳をかそうとしない、取り入れようとしないタイプの人だったのだ。(自分が優秀だと思いこんでいて、家柄も人を馬鹿にする家柄で、勝ち負けで物事を判断するタイプで、なおかつASD傾向だと、この傾向が非常に強い気がする。)

 さすがに精神疾患について基礎知識くらいはあるであろうと想定していた「医師」という職業の人に、本当のことを告げて、疑われ馬鹿にされたことがショックで、しばらく寝込んでしまった。私の摂食障害との戦いを一番近くで見てきた夫も、怒り心頭でその病院に抗議の電話を入れてくれた。証拠さえあれば法的措置を取りたかったくらいのレベルの話で、実際にその女医が私を小馬鹿にしていた時に、横に看護師が立っていたので、あの看護師に証言を依頼したら何とかなるだろうか?とすら考えた。でも、その時は心身ともにしんどくて、そこまではできなかった。

 

 これも、肥満の現実の一部だ。こういった事柄は、特に日本では恥ずかしいこととして隠されやすいので、知らない人も多いかもしれないが、知っておいてほしい。そして、肥満の人を一括りに「だらしない」でくくらないでほしい。

 

おわり