女だから言えること

中高年のおばさんが趣味で書いている個人の体験メモ&日記です。

モテるおじさんのお話

 ある時期に60代も半ばに差し掛かった洒落たおじさんが仲良くしてくれて、時々二人で終電まで飲んでいた時期がありました。ちなみに私はお酒が飲めないので烏龍茶を飲むのですが、おじさんといると楽しいので1杯くらいなら…とカクテルくらいはいただいたりしてました。

 このおじさん、仕事柄、色んな人から「先生」と呼ばれている立場の人。私は彼の仕事関係から知り合ったわけではないので名前で呼んでいるのですが、彼は顔が広く人に慕われるタイプなので、私ごときが遊んでもらえるのは本当にありがたい話な程度には人気者。

 彼はスポーツをやっていることもあり、体型もシュッとしていて、姿勢も正しく、非常に凛とした佇まい。なおかつ原宿?(東京の洒落た街のどれか)の美容室に通うほど身なりにかまっている人なので、どう見たってモテる感じなの。雰囲気は昔でいうと田村正和氏、今で言うなら木村拓哉氏のようなセクシーでキザな感じの男性。

 現に、取り巻きの女性たちが私が知っている限りでも4~5人いて、「先生」「先生」となんやかやで世話をやいている。ちなみに彼は既婚者。んで、自宅が40~50人ほど収容してパーティーを開けるほどの家で、実際に45人規模のホームパーティーに呼んでもらったことがある。

 だけど、不思議なことにそういったパーティーでも料理やらなんやらの段取りをしているのは取り巻きの女性たち。妻が一切顔を出してこない。それが割と不思議な感じだった。だからといって妻との仲がいまいちなのかと思いきや、そうでもないらしく、「妻には感謝してるから充分な財産が残るようにしてあるし、生命保険も毎月10万円以上かけて、俺が死んでも金が残るようにはしてある。」とのこと。

 このおじさんの面白いところは、生まれて一度も会社員をやったことがないとこ。この世代は団塊の世代で、無難な生活をできている人は会社員を退職した人が多いのだろうと思っていたのだけど、彼は自営で資産を築いた人なのよね。だから話していてとても面白いの。

 私と飲みに行く時、たまたま彼の税理士から電話がかかってきて、土地の境界線で問題が起こっているらしくその話がなが引いていました。私に隠すこともなく堂々と話しをするので、彼の自宅の土地の値段が数億であることが聞こえてしまいました。立地の良い場所なので、土地だけでウン億はするだろうなと思っていたけどやっぱりそうか、と納得してしまいました。まあ、土地を売るだけでも余生を楽しく過ごせる現金が得られるよなーなんて思いながら見ていました。

 そんなおじさんですが、資産もあるし、かっこいいしでモテないわけがないと言うことで、私がモテそうな男性に必ずする質問をしてみました。

「ねぇねぇ、〇〇さんモテる?」

という質問。この質問にどう返してくるかで相手の人間性が見えてくるので、面白いから、この質問てほんとやめられないのよね。で、だいたいモテる日本人の人は、

「モテねーよ!」

と、食い気味に、かぶせ気味に、速攻返事をしてきます。

 

 私はいつも、それが面白くてしょうがなくてゲラゲラと笑ってしまいます。で、面白いから、ついでに

「モテないわけないじゃん!あれだけ取り巻きの女性たちがいるのに。まあ、既婚者がやすやすと俺モテます、あの子と付き合ってますとか言えないよねー。まあ、慎重なのはいいことだ。ほほほ。」

と、からかってしまいます。

 

 すると、このおじさん、真顔になって、

「俺、恋愛目的の女は好きじゃない。」

と言い出したの。私は面白すぎて、

「おっと、余裕の発言だねー。モテない男性たちが聞いたら、嫉妬で怒られちゃうよー。」

と、また冷やかしてしまいました。

 

「てか、おじさんが恋愛目的の女が嫌いでも、向こうが好きです!付き合ってください!って来るじゃん。そういうのどう処理すんのよ。」

と聞いてみると、

「断る!その場で断る。」「めんどくさい。」

とのこと。

「おっと、これまた余裕の発言だねー。まあ、断るならぴしゃっと断ってあげないと、相手が期待しちゃうもんねー。私、〇〇さんのことモテる遊び人かと思ってたけど、案外そうでもないんだねー。」

「うん、俺、めんどくさいの嫌いなんだよ。」

なんて、無駄話をするのが楽しいのよね。

 

 このおじさんもそうだし、シドニーでルームシェアしていたニュージーランド人の男性もそうだったけど、互いに人間的には好きなんだけど男女として意識し合っていない関係っていうのは本当に居心地がいいんだよね。私は彼の好みのタイプではないし、彼も私の好みのタイプではない、でも友達としてバカ話をするのは楽しいみたいな相手は本当に楽しい。

 恋愛を意識しないおしゃべり友達なら女友達でもいいじゃん?と思うかもしれませんが、女性でもハジけた人はいるけど、やはり男性のほうが圧倒的にハジけた変わり者が多いので、つい面白くて話し込んでしまいます。だって、おしゃべりするのに平凡な話じゃつまんないじゃん?変わり者の変わった人生のほうが圧倒的に面白いし、実話のほうが小説なんかより全然面白いんだもん。

 

 今月は、学生時代に親しかったドエライ出世をした男友達にも会う予定。彼の立場だと、周囲でどんな事が起こっているか、気になってしょうがないので、根堀葉掘り聞いてくる予定。もちろんブログになんか書ける内容ではないので書かないけどね。色んな立場の人の色んな裏話を聞けるのは、自分が自分の人生を立ち回る際の大きな知恵となるので、本当に興味深いし参考になる。

 私は生まれも育ちも貧乏なので、貧乏人の生態については多少知っているつもりだけど、モテる人とかお金を持っている人の生態は当事者に話を聞かないと知ることができないからね。彼らには彼らの喜びや苦しみがあるのよ。だから、お金があっても幸せじゃないと意味がないと思えたりもする。そうは言っても、働けない時期が続くと「金!金!金!」とノイローゼ気味になって、そんなことはすっかり忘れちゃうんだけどね。

 

 まあ、またつらつらと書いてしまって、終わり方が分からないので、突然終わります。まったねー。