年上の女性が私にプレゼントしてくれた曲

 はてなの女性陣の文章を見ると、ああ、やっぱり女の私にとっては女性の書く記事やコメントのほうが心に響くなぁとしみじみしてしまうことがあります。

 物理的に距離が離れてしまって、なかなかお話ができていない10歳だか20歳だか年上の、割と尊敬している女性の友達がいるのですが、シャーリーンの「愛はかげろうのように」という曲を聞くと、いつも彼女のことを思い出してしまいます。

 

 彼女は、ある飲食店の経営側にいて、正確には彼女のパートナーである男性と飲食店の経営をしているという状況でした。彼女も、彼女のパートナーも老年に入り始めていて、特にパートナーの男性は沢山お酒を飲む人だったので体を心配していたのですが、やはり60代後半にして、彼女を置いて、さっさと死んでしまいました。

 彼らは「婚姻」をしていなかったにもかかわらず、数十年に渡ってパートナーシップを続けていて、私はそういったタイプの関係性を結構な数、見てきたので、余計に婚姻の必要性を感じず、独身主義を貫いていたわけですが、今回はそのことを書きたいわけではないので省略。

 

 彼女と知り合ったきっかけは、彼女の経営する飲食店に私が通い始めたことでした。彼女は私が酒を飲んではしゃいだり、店内で男性といちゃついている姿を見て、最初は軽薄な女だと思っていたのかもしれません。

 最初は、私と彼女がおしゃべりをしている時に、なじみでないお客さんが「ふたりは友達なの?」と聞いてきて、彼女が「友達じゃないよ。(お客さんだよ)」と返答をする程度の仲だったんだけど、だんだん色々と話をするようになって、最終的には「二人は友達なの?」と聞かれたら「友達だよ。」と即答してくれる仲になることができました。

 私は彼女のことが大好きだったので、「(まだ)友達じゃない。」と目の前で言われたことは割とショックでしたし、当たり前のように公に「友達だよ。」と言ってくれるようになった時は飛び上がるほど嬉しかったです。だって彼女は本当に人気者で、私ごときに時間をさいてほしいなんて、なかなか言い出しにくいほどに素敵な女性だったから。

 

 それでね、ある時、私が暗い顔をして、彼女のお店のカウンターに座っていて、彼女が「なにかあったの?」って聞いてくれたんだけど、私は上手く自分の気持を話せる気がしなくて、「ああ、うん…」みたいな、生返事をして、また肘をついて暗い顔をしたんだと思う。

 そうすると、彼女がシャーリーンの「愛はかげろうのように」をかけてくれて、なんか、彼女のそういう心配りに泣きそうになったのを覚えてる。なんていうか「テルマ・アンド・ルイーズ」の映画じゃないけど、女同士の無言の助け合いというか、かばい合いっていうのもいいもんだなって。

 

 「愛はかげろうのように」は少し過激な言葉を使う歌詞で、youtubeなんかの和訳を見ると、かなりマイルドに意訳してあります。ですが、私はもう少し英語の歌詞に近い日本語訳のほうがしっくりきます。多少、強い言葉が使われるからこそ、この歌詞の意味が相手に伝わるような気がしてね。

 女性の方たちは、同じ女性にこの歌を贈られれたらどう思うんだろうって、少し気になったりもします。

 

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