最近非常に親しく遊んでいる30代独身の男友達がいるんだけど、彼は非常に正直に色んなことを話してくれるので、楽しくてしょうがない。
以前、どこかで書いたようにお互いにタイプではないので同性の友達のように遠慮なく色恋やシモネタ、人生観まで話せるので余計に愉しい。
そんな感じでラインでやりとりしていると、私に始めて会った時の印象を教えてくれて、非常に参考になったので、記事にしてみたいと思う。その彼の名前を仮に拓哉くんとしてラインのやりとりを紹介します。
拓哉くんとは5年?くらい前に旅先で知り合って仲良くなり、東京に帰っても遊ぼうねーって約束して遊んでもらっている感じです。
このやり取りを公開することは拓哉くんからの了承を得ていますので、ご安心を。
拓哉:ちなみに高円寺さん初めて見たときも結構強烈なイメージでしたけどw
らら:なんで?太ってるから?
拓哉:いやそういう外見的な特徴じゃなくて。
拓哉:雰囲気とかしぐさかな…
らら:へ?がさつだから?
拓哉:いや、なんか凄い興味が分散する人だなと思いましたよ。座ってても秒単位で見てる物が違うというか。
らら:話題が飛ぶってこと?
拓哉:で、前ADHDだってお話を聞いて、納得したんですけど。
らら:ああ、まったくのADHDの特徴だねー、それって。いわゆる多動性だね
拓哉:いや話すと普通です。でも静かに座ってるのを見てると、凄い色々見たりしてるなっていうところかな。
らら:てか、人の視線まで見てたの?
拓哉:観察してましたw私はその当時ADHDの人見たことなかったので強烈でしたw
らら:へー。そんなにキョロキョロしてるとか自分で気づいてなかったから、今知ったー
拓哉:旅館に色々飾ってあったじゃないですか。なんかの作品とか。
らら:うん
拓哉:めっちゃ見てたんですけど、その視線の動き方が凄い素早かった感じです。
らら:へーーー。あたし、もしかして、ニュータイプ???きゃああああ!
拓哉:で、時々テーブル見たり他の人と話したり、外見たり、作品見たり。
らら:www あたし、そんなんなんだー。言われないと気づかないもんだねー
拓哉:女性のことは良く見てますよw
らら:ふとったおばちゃんなんか、見る人はいないと思ってたw
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拓哉:ADHDってどの程度集中出来るんですか?
らら:人によるけど、出来ない人は全くできないし、人によっては集中できないときと過集中になる時の両極にふれる場合もある。私は後者だね
拓哉:なるほど。全く集中できないとかなり厳しいかもしれませんね。ADHDって訓練とかでどうにかなるんですか?それとも投薬になるんですかね
らら:投薬で劇的に良くなる人もいるみたい
拓哉:そうなんだ…ということは脳内の伝達物質がおかしいってことなんですね
らら:で、投薬でよくなってる状態で生活訓練すれば、かなりいい感じになる人もいるらしい。
拓哉:もしそうならナルコレプシーと同じですね。
らら:そそ
拓哉:そりゃもうすぐ投薬治療するべきですね。認知行動療法とかじゃどうにもなりませんよね
らら:ADHDの原因は脳内に?|その原因は?|大人のためのADHDサイト
ドーパミンやノルアドレナリンの不足みたいね。
拓哉:トランスポーターの阻害剤が欲しいですね
らら:薬はコンサータとストラテラ有名なんだけど、成分の構成が全然違う上に、コンサータは処方できる医師と出来ない医師がいてね、私の担当医はコンサータを処方できない医師で、ストラテラを試してみたんだけど、あまり効果は認められなかった
拓哉:なるほど。やっぱり阻害剤使ってますね、それと刺激剤。刺激剤は多用すると依存を引き起こしそうですけどどうなんでしょう
らら:うーん。ネットの体験談からすると依存性があると言う人もいるし、2~3年で効果が薄れるから、それまでに生活の手順を決めてしまって、色んな事が分からなくならないように段取りをしておくべきと言ってる人もいるね。だけど、私の担当医は未だにアメリカの最先端の論文とかチェックしてる人だから、論文レベルではまだそのような症例は発表されてないって言ってた
拓哉:ありゃ…そうなんだ。でも論文でないならひとまずは安心ですかね
らら:いや、でも、個別の症例としてあってもおかしくはないとも言ってたよ
拓哉:モディオダールってのを飲んでるんですけど、それもドーパミン再取り込みの阻害作用ありますね。やっぱ同じ脳の病気なんですね
らら:だねー
らら: 脳の仕組みはまだ解明されてないことが多そうだから、むつかしいとこよね
拓哉くんは、すごくマイルドに私の発達障害の症状を教えてくれるので、私って人からはそんなふうに見えているんだーって分かってすごくありがたいんですよね。
興奮すると相手を質問攻めにしてしまったり、話が止まらなくなったり、声が大きくなったりするとか、自覚のある部分もあるのですが、まだまだ、自分で気づいていない部分もあるようです。
拓哉くんは健常者にもかかわらず、発達障害などに対して冷静な意見を持っているので、非常に参考になっています。このような若者たちにかまってもらえるのは非常にありがたいことです。
おわり。