女だから言えること

日記&遺言

はじき出された者と自由と強烈な孤独

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私は、心に、

開かない扉を持っている。

当然、自分自身で

開けることなんかできない。

鍵をなくしてしまったからね。

 

もしかしたら、

最初っから

鍵なんかない扉なのかもしれない。

 

誰かがこじ開けようとしたこともない。

ノックくらいはしてくれた人は

いたかもしれないけど

私がかたくななので

だいたいみんな諦める。

 

だから、ひっそりと、扉は閉まったまま。

 

矢野顕子氏は「ひとつだけ」で、

おそらく、

恋したであろう相手の

「心の黒い扉」の鍵が欲しいと歌った。

 

人の心の扉の色を

「黒」だと決めつけるあたりが、

恋している女性の盲目なところだなって、

ちょっと怖い気もする歌なんだけどね。

 

もしかしたら、

その人の心の扉の色は

青色かもしれないし、

虹色かもしれないし、

バラ色かもしれない。

って思わないのかな?

 

デスペラードは「ならず者」って

日本では訳されているけど、

実際は「はじき出された者」

っていう意味合いのほうが強いって、

音楽やスペイン語に詳しい友達が

言っていた。

 

私には懐かしい家がないんだよ。

家は

「仕事が終わったら

寝に帰る場所」

という程度の認識で、

いつも、それは、そうで

家に帰れば落ち着くとか

そういう感覚は

生まれて一度も持ったことがないの。

 

 

自由はいつも「死」と隣合わせだった。

その気になれば「安定」が手に入る社会で

わざわざ、不安定な、

「死」が傍らにある生き方を

選んでしまうなんて

大馬鹿者としか、いいようがない。

 

自分のやりたいようにやるには、

人とは深く関わるべきではないと

知っていた。

 

巻き込んでしまうし、

巻き込まれてしまうから。

だから結婚はしないし、

子供は作らないと決めていた。

とくに男性不信だから余計に。

 

結局、うっかりミスで

結婚しちゃって

離婚するのが

大変になっちゃったんだけどね。

 

親はいない、

実家はない、

金が稼げなくなったら

住居を失い、食料が尽きて

死ぬだけ。

そう思うことだけが

私にとって救いだった。

 

ああ、私

このまま目を閉じたら死ぬんだなって、

思ったことも何回かある。

 

そう考えるとわりと

シンプルな人生だね。

 

そう簡単に

死ねればいいけど

そうはいかないから大変。

 

それでも、

すすんで巻き込まれてくれる人が

まれにいたから、びっくりする。

 

マヌケだったのか、

お人好しだったのか、

私は、そんな人達に

忠義を尽くしたくても、

彼らは、いつも黙って、

いなくなってしまう。

 

私のことを助けるだけ助けて

お返しをしたいと思った頃には

姿を消してしまうの。

 

そういったことを

「愛」とか「優しさ」とか呼ぶのなら、

私も、

そういうことのできる人間になりたいと

そう、思って生きてみて、

結局、できてるのかできていないのか

自分ではよくわからない。

 

自分を律しなくても

生きていけるほど

私にとって世界は甘くない。

 

疲れた…

そうつぶやきながらも

死ぬまでは生きなければならないのだ。

 

デスペラードを訳して遊んでみた

とりあえず、こんなふうに訳してみました。

 まだ、言葉を詩的に練っていないので

表現がいまいちなのはご容赦を。