女だから言えること

日記&遺言

クズと賢い人と教育とおばちゃんの雑感と

大学時代に、ある学友が

このような言葉を言い放った。

 

「クズをちょっとマシにするのと

 賢いやつをものすごーく賢くするのなら

 賢いやつをものすごーく賢くするほうが

 はるかに楽だよな。」

という言葉だ。

 

たかだが20歳前後の学生同士の

二人だけのプライベートな会話の中で

発せられた言葉なので

言葉遣いの乱暴さについては

ここでは脇に置いておいてほしい。

 

たぶん彼は

私が前者を得意とし、

彼が後者を得意とすると捉えていて、

謙遜の言葉として

そういった言い方を

したのだろうと思う。

 

私の出身大学は

当時、教育学部だけでも

教育学部と

学校教育学部に分かれていたくらいに

教育学に力を入れている大学だった。

 

教育に関心のある学生も多く、

普段の会話にも教育に関する

各々の見方や考え方が

出てきやすかった。

 

教育に関心がある学生は

塾講師、予備校講師、家庭教師などで

実際に教育にたずさわっていることも

少なくなく、

教育学部なら確実に

教育実習には行くわけだから

実体験から感じることも

多かったのだろう。

 

学友のその発言も、

学友の実体験から感じたことを

話してくれていたのかもしれない。

 

私としては

どちらが楽で、

どちらがそうでないとか

どちらが偉くて、

どちらがそうでないとか

そういった感覚はなかったけども

確かに得意分野というか

守備範囲みたいなものはありそうだな

と感じた記憶がある。

 

私自身は

過去のいくつかの記事で書いたように

どちらかと言えば、彼のいうところの

「クズ」の多い地域、

コミュニティ出身だし、

私自身も彼の言うところの

「クズ」寄りの文化の人間だったから、

彼の言うところの

「クズ」の扱いが上手いのは

当然のことだったのかもしれない。

 

私には何も珍しくない人種が

彼らにとっては

「クズ」であるということは

ある意味で斬新だった。

だって、私が高校時代までに

関わることのできた人や

コミュニティには

愚かな人や物の分からない人たちが

ゴロゴロいたから

そういった人たちが何か特別なのだと

感じたことがなかったのだから。

 

それは、

一般的に「育ちの違い」と呼ばれる

当たり前にある階層の違いだったんだと

今なら、分かる。

 

それに、今となっては

私自身が発達障害なので

発達障害の人と共感しあえたし

(発達障害の)自分が

どんな言葉がけをされると

嬉しいのかを基準に

発達障害の人に話しかけると

当然にコミュニケーションが

上手く取れていたのだと思う。

 

私の若い頃には発達障害という概念が

普及しておらず、

私自身が発達障害だとか

友人知人達が発達障害だとか

気づいてなかったけど

発達障害のケーススタディをしていくと

数十年来の友人知人の行動パターンが

割と、発達障害寄りだよなーと

思うことも増えた。

それも、今となっては

そうだったというお話なのだけどね。

 

私自身は、貧乏が板についている人種なので

その後、いくら社会的地位が高い人や

裕福な人達に知り合っても、

私自身が裕福になることはなかったし

社会的地位が上がることもなかった。

 

これからも、

貯金が尽きたら…

働けなくなったら…

という不安とともに

生きていくのだろうと思う。

 

若い頃には、

生活保護は最後の手段、

生活保護は

「本当に困っている人」

のためにあるのだから

がんばれば働けるかもしれない私が

もらってはいけない

なんて、遠慮してたけど

もうさすがに

老人枠で生活保護もらっても

誰も文句は言わないだろ?

と思えるようになったので、

少し、気が楽になった。

 

若いと、

どんなに精神疾患をこじらせてても

いや、

精神疾患をこじらせていたからこそ

意地になって

生活保護受給を

考えなかったのかもしれない

と、今となっては思う。

 

老人になるってことは

老人割引してもらえる

ってことだから

やせ我慢をしなくて良くなる

と思うだけで

少し気が楽になる。

 

この歳になってしまうと

「今となってはそうだった」

と気づくことも多く、

いいんだか、悪いんだかとも思う。

 

とはいえ、

(働けたとしたら)職場なんかで

老化で大なり小なり

若者の足を

引っ張ることになるわけだから

怒られたり、

いやな顔をされたりの我慢は

これからは増えていくんだろうけど

そこは謙虚な態度で

耐えていかなければいけない

とも思っている。

 

とりあえず、

がんを切り取ってしまうまでは

持っているお金をちびちびと使い

手術でどーんと出費があり、

その打撃でショックを受け、

お尻に火がつき、

死ぬ気で働くことになるんだろうな

って他人事のようにぼんやり考えてる。

 

本当に人生はめんどくさい。

だけど、まあ、おもしろいね。

全てが。