女だから言えること

「差別意識」は発達障害/機能不全家族/虐待/ジェンダーと密接につながっている

たぶん それが にんげん

このアパートで

私は孤独死するのだろうと

覚悟はできているはずなのに

人間てのは複雑なもので

人間に絶望したつもりでも

どこかに、

だれか、

私に都合のいい人が

いて、

私の心の支えに

なってくれるのではないかと

シンプルな妄想

 

ホントはね

夢も希望もありはしないよ

目の前にある現実と

苦しみと悲しみ

 

そして、それを

抱えたまま生きる友と

語る

何でもないおしゃべり

 

身を削って

働いて

働いて

使い古した

ボロボロの体。

あるのはそれだけ。

 

真実なんて

誠実さなんて

誰も求めてない

 

みんなが欲しがるのは

ハッタリの効いた

パンチのあるキャラクター

夢を見させてくれる物語

 

嘘つき野郎の

夢のような優しさと

傲慢無知な

ヒーローのような力強さ

 

弱ったところに

漬け込まれたいのさ

きっとね

きっとね

 

もう、忘れよう

恨みも憎しみも

明日を見て生きよう

自分に言い聞かせてみる

 

そんなに簡単じゃないよ

そんなに簡単じゃないよ

もう一人の自分が

泣きじゃくる

 

あしたも

あさっても

生きられる?

 

次に癌になったら

もう、一人で

病院に行くこともできず

この畳の上で孤独死

 

命を長らえるためだけに

支配を受け入れるなんて

無理だった

 

ひとつひとつの

人生の重み

なん千年も前から変わらない

人の苦しみ

 

生きて

死ぬ

ただそれだけのことが

ただただ重い

 

たぶん

それが人の苦しみ

 

それでもなお

生きるのが人間

 

たぶん

それが

にんげん